@article{oai:kuins.repo.nii.ac.jp:00000694, author = {橘, セツ}, issue = {16}, journal = {神戸山手大学紀要}, month = {Dec}, note = {18世紀の英国において活躍した文人サミュエル・ジョンソンは、友人のジェイムズ・ボスウェルとともに1773年10月スコットランドのインナー・へブリディーズ諸島のアイオナ島を訪れて「マラトンの平原に立って国を念う心が高揚しない輩、あるいはまた、アイオナ島の廃墟にたたずんで神を敬う心がさらに熱くならない輩は羨むに足らない」と記した。本稿では、アイオナ島の歴史と巡礼ツーリズムについて素描した。アイオナ島のキリスト教の聖地性には、4つの時代があった。アイルランド人聖コロンバ(521-597:ラテン語でコロンバColumba、ゲール語・アイルランド語でコルムキルColumcille)の563年のアイオナ島到着からはじまる初期キリスト教修道院共同体の時代、中世のベネディクト派修道院・オーガスティン派尼僧院時代、修道院解散法によって廃墟化する修道院遺跡の時代、修道院の修復・復興をともなう20世紀の超宗派のアイオナ・コミュニティの時代。本稿では近代の紀行文・ガイドブックに記されるアイオナの呼称について検証しながら、近代ツーリズムにおけるアイオナとケルトの再発見について考察した。}, pages = {1--18}, title = {スコットランド西部アイオナ島の歴史と巡礼ツーリズムの素描}, year = {2014} }