@article{oai:kuins.repo.nii.ac.jp:00000663, author = {八木, 寛之}, issue = {19}, journal = {神戸山手大学紀要}, month = {Dec}, note = {本稿では、大阪市中央区道仁地区(島之内)における地域社会の実態について、近年の都市社会学における「都心回帰」の議論をふまえた上で検討する。道仁地区では、1990年代の終わり頃から人口回復傾向がみられる。道仁地区の人口的な特徴は、大規模繁華街に隣接することなどを背景とした、飲食・サービス業に従事する若年の流動層が多いことである。さらにこのなかに、外国人住民が多数含まれていると考えられる。人口増加の背景には、従来の同地区における卸売業の集積地としての機能変容にともなう集合住宅の建設が考えられる。また、道仁地区では、従来からの商業事業者を中心とした地域住民活動が展開されている一方で、校区内の小学校や NPO などによる外国人住民への支援の取り組みがはじまっている。このように道仁地区における近年の人口の「都心回帰」は、他の大阪の都心地域と比べても特異な点がみられる。このため、その実態の多様さや複雑さをふまえた上で、今後の調査研究を展開していく必要がある。}, pages = {209--225}, title = {「都心回帰」時代における大阪市中央区道仁地区(島之内)の地域社会 : 研究ノート}, year = {2017} }